大量のペットボトルに歓声
大量のペットボトルに歓声
お茶などを製造の工場
長谷小児童30人が見学
【神河】ペットボトル飲料を製造するキンキサイン(姫路市)は、神河町福本の本社第2工場で、見学者用通路を整備し、受け入れを始めた。
3月に稼働した新しいラインで、大手メーカーのお茶などの製造工程をガラス越しに眺められる。解説用のモニターもあり、早速、地元の児童を案内した。同工場(敷地面積約6ヘクタール)は2003年に操業を開始した。12年ぶりの増設となった「3号ライン」は最新のロボットで省力化。緑茶やウーロン茶の生産能力は既存ラインの1.4倍に高まった。
見学通路ではペットボトルのラベリングや梱包作業が見られる。飲料の充填の他、お湯や茶葉のタンク内調合など、外観で分かりにくい工程はモニターの映像も交えて解説する。
受け入れの初日となった22日、同町長谷の長谷小学校の児童約30人は、目の前を流れていく大量のペットボトルに大歓声。従業員が「500ミリリットル入りなら1日120万本作る。みんなと先生が1日1本飲むとしたら100年分」と話すと、目を丸くしていた。
6年生の樋川ひなたさんは「よく買って飲むお茶が、こんなに身近で作られているとは思わなかった」と喜んだ。キンキサイン総務課の稲角徹郎係長は「製品や工場に親しみを持ってもらうきっかけになればいい」と話している。見学無料。要予約。キンキサイン079-280-3185 (井上太郎)
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