茶系ペット飲料増産 – 新棟建設
茶系ペット飲料増産
60億円投資 キンキサイン、新棟建設
【姫路】キンキサイン(兵庫県姫路市、山口祖廣社長、079-280-3185)は、茶系ペットボトル飲料を増産する。本社第二工場(同神河町)に約60億円かけて新棟を建設、3月に稼働する。省人化設備を導入して製造現場の作業効率を高め、OEM(相手先ブランド)供給する大手飲料メーカーの増産要請に応えていく。
敷地面積約6万平方メートルの本社第二工場に、延べ床面積約7,300平方メートルの新棟「3号ライン」を建設する。同工場の製造スペースは現在比1.4倍の約1万1,500平方メートルに広がる。第二工場全体の年間製造能力は現在比1.3倍の2,200万ケースになる見込み。
6月にフル稼働予定の3号ラインは、容量350ミリリットル-2リットルの緑茶や麦茶といった茶系飲料を製造する。同525ミリリットル入り飲料を1分間あたり900本作れる。工場内は作業者の負担を減らすため、自動で茶葉や添加物を計量・調合できる設備や、ボトルキャップを製造ラインに並べるロボットを導入する。
キンキサインは清涼飲料水の製造会社で、2017年12月期の売上高は約234億円。うち9割が大手飲料メーカーヘのOEM向けで、本社第二工場もOEM製品を手がける。
富士経済によると茶系飲料の国内市場は伸びており、18年は1兆443億円(17年は1兆373億円)に増えると予想している。
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