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南海トラフ地震に備え、災害時の飲料水提供態勢を整備|神河町と協定

阪神・淡路大震災の経験から―南海トラフに備え 飲料水提供へ生産態勢を整える

飲料メーカー「キンキサイン」南海トラフに備え 飲料水提供へ生産態勢整え弊社が神河町と協定し、災害時に飲料水を提供する生産態勢を整えていることが、2026年1月18日の神戸新聞に掲載されました。記事PDF
以下、神戸新聞(2026/1/18)から引用。

飲料メーカー「キンキサイン」南海トラフに備え飲料水提供へ生産態勢整え

神河町と協定震災時、お湯入りペットボトルで支援

避難者ら暖を取り飲む人も
南海トラフ巨大地震の発生に備え、自治体に飲料水を供給できるよう準備するキンキサインの山口義弘会長=神河町福本
南海トラフ巨大地震の発生に備え、自治体に飲料水を供給できるよう準備するキンキサインの山口義弘会長=神河町福本

飲料メーカー「キンキサイン」(姫路市豊沢町)は南海トラフ巨大地震の発生時、自治体などにペットボトル入り飲料水を提供するための生産態勢を整えている。工場が神河町にあるため、沿岸部に比べて被害が少ないと想定。阪神・淡路大震災では神戸に湯を届けて「即席湯たんぽ」を提供した山口義弘会長(78)は「できることで役立ちたい」と話し、自治体や企業などから情報を募る。
同社は1970年に創業し、現在はペットボトル入りのお茶やスポーツドリンクなどを複数の大手メーカーから受託生産する。同町福本の本社第2工場は2003年に稼働。約6万平方メートルの敷地のそばに市川と越知川が流れ、豊富な地下水をくみ上げている。
同社は常時、殺菌した水など480トンを貯留している。普段は飲料水商品を作っていないが、有事にラインを調整すれば、2リットルペットボトル入り飲料水を1時間あたり約1万8千本作ることができるという。
「生産態勢はすぐに整えられる」という一方で、山口会長は「発生時に誰が水を必要としているのか、工場からどう引き渡すのかなど課題がある」とする。同社は12年、災害時に飲料水を提供する協定を同町と締結。効率的に水を届けるため、他の自治体とも連携を進めたいとしている。引き渡し方法についても協力や情報を募っている。
豊富な水があり、ペットボトル容器も製造する同社は、31年前の阪神・淡路大震災で被災地支援に携わった経験がある。当時社長だった山口会長は、発生直後に神戸市内の避難所でボランティアをしていた知人から「みんな寒がっている。百個くらい湯たんぽがほしい」と連絡を受けた。
「それやったらペットボトルにお湯を入れたらええやろ」。山口会長は当時姫路市香寺町にあった工場で、業務用の3トンタンクに95度の湯を充てん。1リットルのペットボトル容器約3千本も用意し、トラックに積んで社員とともに神戸市中央区に向かった。発生から3日ほど後のことだった。
体育館に到着した後は現地ボランティアの手を借り、タンクの湯をペットボトルに入れて避難所に配った。「みんな温かいと言って受け取ってくれた」と振り返る。暖を取った後は、少し冷めた湯を飲む人も多かった。湯の運搬は1週間ほど毎日続けたという。
阪神・淡路大震災を通じ、山口会長は「災害時にどれほど水や湯が必要とされるかを痛感した」という。「全ての人を助けることはできないが、自分たちが動けるときは、身近で助けられる人を助けたい」と意気込む。
(金 慶順)

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