令和6年能登半島地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さまならびにそのご家族の皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。皆さまの安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

ペットボトルを循環再生する「B to Bリサイクル」姫路市と連携協定

弊社は、ペットボトルを循環再生する「B to Bリサイクル」に関する連携協定を姫路市含む4者で締結いたしました。
これについて、新聞各社など各メディアで取り上げられております。

2021年9月5日の神戸新聞に掲載されました

家庭ごみのペットボトル回収全量再資源化へ―神戸新聞(20210905)

家庭ごみのペットボトル回収全量 再資源化へ

市が関係3社と連携協定

家庭から排出されたペットボトルの再生事業に向け、連携協定を結んだ姫路市や3社の関係者=姫路市役所
家庭から排出されたペットボトルの再生事業に向け、連携協定を結んだ姫路市や3社の関係者=姫路市役所

姫路市は2022年4月、飲料メーカーの伊藤園(東京都)などと連携し、家庭ごみとして分別回収したペットボトル全量(家島町分を除く)を、ペットボトルに再生する事業を始める。リサイクル業者「遠東石塚グリーンペット」(茨城県)が原料となる樹脂に再資源化し、清涼飲料メーカー「キンキサイン」(姫路市)が神河町に構える工場で製品化して再び関西の消費者に届ける。
市によると、家島町を除く市内の家庭から回収するペットボトル量は年間約320トンに上る。現在はごみ処理施設「エコパークあぼし」(姫路市網干区)で圧縮処理を施し、日本容器包装リサイクル協会を通じて業者に売却している。
22年度からは全量を「遠東―」が原料に再資源化し、キンキサインが再加工したペットボトルで伊藤園の日本茶飲料を製造する。「遠東―」は23年4月に姫路市飾磨区で新工場を稼働予定といい、中播磨地区での資源循環が実現する。
ペットボトルとして繰り返しリサイクルできると、石油など化石資源の使用量や二酸化炭素排出量の削減につながるという。市と3社は8月下旬に協定を結び、清元秀泰市長は「限りある資源の有効活用に大きく寄与できると期待している」と述べた。(田中宏樹)

出典:神戸新聞(2021/9/5)神戸新聞記事PDF

2021年9月3日のリビング姫路に掲載されました

姫路市で回収したペットボトルは100%ペットボトルとして再利用―リビング姫路(20210903)

姫路市で回収したペットボトルは100%ペットボトルとして再利用

姫路市役所での締結式に出席
8月23日に姫路市役所での締結式に出席したキンキサイン代表取締役会長・山口義弘さん(写真左)と清元秀泰姫路市長、リモートで出席の伊藤園代表取締役会長・本庄八郎さん(左下)と遠東石塚グリーンペット取締役社長・安田真一さん

姫路市、遠東石塚グリーンペット、キンキサイン、伊藤園の4者が連携し、「ペットボトル資源循環型リサイクル実施に関する事業連携協定」が8月に締結。域内で回収したペットボトルを域内でリサイクルするモデルとなる事業で、2023(令和5)年4月の稼働を目指します。

「ボトル to ボトル」のメリット

PETボトルリサイクル推進協議会 PETボトルリサイクル年次報告2020

日本のペットボトルのリサイクル率は85.8%と世界的にみても非常に高い数字。ペットボトルの多くは食品トレーや繊維などにリサイクルされています。しかし、ペットボトルが再びペットボトルにリサイクルされる「水平リサイクル(ボトル to ボトル)」の割合は全体の12.5%と低くなっています(表1)。
ペットボトルは通常ペットボトル以外のものに再生されると、再びペットボトルになることは困難です。しかし、ペットボトルとして再生されると、次も、その次もペットボトルとして利用でき、資源を循環させることができます。このように「ボトル to ボトル」に取り組むことで新たな石油由来資源の使用量と廃棄物、二酸化炭素(CO2)の削減にもつながります。

官民が連携するリサイクル事業

そこで、8月に姫路市では遠東石塚グリーンペット(本社・茨城県)、キンキサイン(本社・姫路市)、伊藤園(本社・東京都)の4者で「ペットボトル資源循環型リサイクル事業連携協定」を結び、域内で大規模に「ボトル to ボトル」事業を展開することに。
ペットボトルの「回収・手選別・圧縮梱包」を姫路市が、「再資源化」を姫路市飾磨区に新しく建設される遠東石塚グリーンペットのリサイクル工場で行います(稼働は2023年4月予定)。「製品製造」は、関西エリアの「お~いお茶」(伊藤園)の製造を一手に担うキンキサイン。「飲料製品の販売」は世界初のペットボトル入り緑茶飲料の開発をした伊藤園です(表2)。
これにより「ボトル to ボトル」で生まれた製品を姫路市を中心とした地域で消費し、域内で再びペットボトルにリサイクルする「域内資源循環」の仕組みが整います。域内循環は全国の自治体でも例がなく、注目と期待を集めています。

「ゼロカーボンシティ」を目指して

伊藤園は今年6月に2025年度までに「お~いお茶」ブランドのペットボトル製品を100%リサイクル素材などに切り替えることを目指すと発表。同社代表取締役会長の本庄八郎さんは「この“姫路モデル”を事例として、積極的に広げていきたいと思います」とコメントしました。
2025年までにCO2の実質排出ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言した姫路市。清元市長は「ゼロカーボンシティを目指す上で、今回の締結は、限りある資源の有効活用とCO2の削減に大きく寄与すると期待しています」とコメント。一からペットボトルを作るのに比べ、「ボトル to ボトル」は約6割のCO2排出量削減が期待され、域内輸送で排気ガスの削減にも。自分が捨てたペットボトルがリサイクルされて手元に戻ってくる日は間もなくです。

出典:リビング姫路(2021/9/3)リビング姫路記事PDF

2021年9月1日の播磨時報に掲載されました

姫路市 域内リサイクルで全国初の協定―播磨時報(20210901)

ボトル to ボトルゼロカーボン宣言の姫路市域内リサイクルで全国初の協定

キンキサインや伊藤園などと

ペットボトル域内リサイクルで協定を締結した4者
ペットボトル域内リサイクルで協定を締結した4者

自然界で分解されにくいプラスチックごみの削減が世界的課題になっていることを背景に、姫路市で8月23日、全国初となるエリア完結型「ボトル to ボトル(B to B)」リサイクル実現に向けた連携協定が結ばれた。姫路市と清涼飲料水の地元メーカー「キンキサイン」(同市豊沢町)、緑茶飲料おーいお茶ブランドが人気の「伊藤園」(東京都)、ペットボトルをリサイクルして樹脂製造する日本最大の工場を持つ「遠東石塚グリーンペット」(茨城県)の4者が連携し、同市内で排出された使用済みペットを新しいペットへと水平リサイクルする資源循環フローを確立するのが目的。今年2月にキンキサインの山口祖廣社長が姫路市リサイクル課の名物課長補佐(通称・もったいない本部長)に打診し、話がまとまった。
具体的には、姫路市のごみ処理施設エコパークあぼしで回収・手選別・圧縮(ベール化)した使用済みペットを遠東石塚が分子レベルで浄化して再生ペット用の樹脂を製造、キンキサインが神河町に置く工場で再生ペットを製造すると同時に飲料をOEM生産、最終的に伊藤園が姫路を中心に関西圏で製品販売していく。2022年4月から取り組みをスタートし、姫路市が広域連携する周辺自治体にも順次参画を呼びかけていくという。
また、遠東石塚は当面は茨城工場で再生ペット用樹脂を製造するが、2023年4月には世界最大級の設備を誇る姫路工場(同市飾磨区今在家)を稼働する予定にしており、同年1月から同工場でベールの受け入れを始める。
日本のペット再生率は約86%と世界最高水準だが、回収された使用済みペットが国内で再びペットとして水平リサイクルされている割合は12.5%に留まり、多くはシートや繊維などボトル以外に再生利用されている。しかも、一旦ペット以外に再生利用されてしまうと再びペットに戻すことは技術的にも困難で、最後は焼却処分するしかない。その点、B to Bリサイクルはペットに繰り返して再生できるため、新たな化石由来資源の使用量や廃棄物の削減につながるだけでなく、新品材のペットと比較して約6割のCO2排出量の削減が期待できるという。
姫路市は2050年までにCO2実質排出ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を今年2月に宣言しており、協定締結式で清元秀泰市長は「この取り組みをSDGs未来都市・姫路がさらに発展する契機としたい」と力を込めた。

出典:播磨時報(2021/9/1)播磨時報記事PDF

2021年8月24日の読売新聞に掲載されました

キンキサイン、ペットボトル循環再生に関する連携協定締結

ペットボトル循環再生

姫路市 3社と協定

ペットボトル循環再生に関する連携協定締結
ペットボトルの再生に関する協定を結んだ姫路市や伊藤園の関係者ら(姫路市役所で)

姫路市は23日、家庭ごみとして収集したペットボトルを原料化し、再びペットボトルを製造する「ボトル to ボトル(B to B)リサイクル」に関する連携協定を、飲料大手「伊藤園」(東京)など3社と締結した。今後、このリサイクルを進めるための工場が地元にできる見通しで、市はごみの減量や二酸化炭素の排出削減につなげたい考えだ。(新良雅司)

収集し原料化■推進へ工場

「PETボトルリサイクル推進協議会」(東京)によると、2019年度の全国のペットボトルリサイクル率は85.8%。ただ、高い技術と多額の初期投資が必要なB to Bのリサイクル率は12.5%にすぎない。多くは繊維やトレー、シートとして再生され、最終的に焼却処分されている。
姫路市も19年度は329トンのペットボトルを収集したが、B to Bリサイクルの技術を持つ企業が近隣になく、導入してこなかった。
連携協定を結んだのは伊藤園のほか、ペットボトルの原料を製造する「遠東石塚グリーンペット」(茨城県)と、飲料製造「キンキサイン」(姫路市)。
3社は22年度から、市が収集したペットボトルを引き取って再生樹脂を製造し、その樹脂を原料にしたペットボトルを使った飲料を主に関西エリアで販売する。23年度には、遠東石塚グリーンペットが姫路市内で新たにB to Bリサイクルが可能な工場を操業する予定で、リサイクルが地域内で完結できるようになるという。
伊藤園は25年度までに、「お~いお茶」ブランドの全製品をB to Bリサイクル素材などに切り替える目標を掲げている。伊藤園の本庄八郎会長は23日、姫路市役所で行われた協定締結式にリモートで出席し、「協定を第一歩に、近隣自治体をはじめ各地に広げたい」と意気込みを語った。
同様の協定は、加古川市など東播磨地域の2市2町がサントリー食品インターナショナル(東京)と結んでいる。

出典:読売新聞(2021/8/24)読売新聞記事PDF

サンテレビNEWSに動画とともに掲載されました

ペットボトルをリサイクル 姫路市と飲料メーカーが連携協定

キンキサイン、ペットボトル循環再生に関する連携協定締結家庭から出た使用済みのペットボトルを再びペットボトルにリサイクルしようと姫路市は、23日、清涼飲料メーカーなどと連携協定を結びました。
姫路市と連携協定を結んだのは、清涼飲料メーカー・伊藤園など3社で協定では家庭で出た使用済みのペットボトルを回収し、再びペットボトルにリサイクルすることを目指しています。
姫路市では、この協定でほぼすべての家庭から引き取ったペットボトルを再生したいとしていて、回収から再加工までを同じ地域で行うのは、全国初の取り組みだということです。
ペットボトルのリサイクル工場は再来年4月に稼働する予定です。
出典:サンテレビNEWS

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